
鳥居をくぐり参道を進むと社殿が見えてきます。
社殿の前に立つと神様の存在が一層身近に感じられ、神さまに日頃の感謝や願いをお伝えする。
お参りをし家族の幸せを祈り神さまの恵みをいただく神社では、丁寧な作法で神様に失礼のないように心がけたいですね。
今回は一般的な礼拝作法やマナーをわかりやすく説明していきます。
目 次
神社を参拝する時の服装は?
服装はその時の心の表れともいわれますが、神社はあらたまった場なので服装には特に気をつけましょう。
神社の神職は神様に対するとき、目上の方に接するように正装しているので、神社参拝の時には服装をただすようにしましょう。
社殿の中などの特別な場所で祈祷する場合は、男性はスーツにネクタイ着用、女性も同等の服装を必要となることもあります。
普段の服装でもできるだけ綺麗で清潔な服装、肌の露出が少ない洋服を選び神様に対して失礼のないようにしましょう。
特に気をつけることはサングラスや帽子、フォーマルなシーンと同様に着用しないことです。
フォーマルなシーン、ホテルやレストランなどでも襟付きのシャツ、ジャケット着用、ノースリーブNG、素足のサンダルNGなどドレスコードがあるのと同じと考えてください。
神社敷地内のマナー
神社の敷地内は神聖な場所であり、神様が奉られている場所です。
しっかりマナーを守り、他の参拝客の方に迷惑をかけないようにしましょう。
・飲み物や食べ物を持ち込み飲食をして歩いたりしない
・ゴミを捨てない
・大きな声でお喋りをしない
・過度な写真を撮ることを控える(神殿内の写真撮影は一般的に禁止されています)
・神殿がある階段からはベビーカーの乗り入れは禁止です
・サングラスや帽子を着用しない
鳥居をくぐる前に一礼をする

神社の鳥居は、一般社会と神域を区切る結界のような意味があるといわれています。
目上の方のお宅を訪問するように一礼してからくぐり、また参拝を終えて境内を出る時も社殿の方に向き直って一礼しましょう。
参道は真ん中を避けて歩く
参道の真ん中は正中(せいちゅう)と呼ばれ、神様の通る道といわれています。
中央を避けて進むのは敬意で、少し左右に寄って歩きましょう。
また参道の中央を横切る時は軽く頭を下げながら通ったり、中央で神前に向き直って一礼してから横切るという敬意の表し方もあります。
神社参拝の作法
ここからは神社を参拝する時の礼儀作法を説明していきます。
手水舎で手、口を清める

お参りする場所に近づくと手水舎(てみずや、ちょうずや)があります。
手水舎の水で心身を清めることを「手水をとる」といいます。
1 ハンカチを用意してから右手でひしゃくを持ち、水を汲んで左手を洗う
2 左手に持ち替えて右手を洗う
3 右手に持ち替えて左の手のひらに水を受けて、口をすすぐ
4 ひしゃくを立て残った水が柄(持ち手)に流れるようにして柄を洗いましょう
5 ひしゃくをもとあった場所に伏せて戻す
※洗った水が水盤(きれいな水が貯まっているところ)の中に戻らないように注意し、使う水は1つの動作ごとに1/3が目安です。
※ひしゃくに直接口を付けないように注意しましょう。
※含んだ水を出すときはひざをかがめ口元を隠しましょう。
拝礼の仕方

お賽銭箱の上に鈴があるときはそれを鳴らすことがあります。
その音色で参拝者をはらい清めるという意味があるので、鈴を鳴らしてからお参りの気持ちを整えお賽銭を入れます。
お参りは二礼二拍手一礼
1 一度姿勢を正し、深いお辞儀を2回行う(二拝)
2 胸の高さで、右手を少し引いて(ずらして)手を合わせます。肩幅程度に両手を開き、2回打つ(二拍手)
3 手をきちんと合わせて心を込めて祈る
4 深いお辞儀をする(一拝)
神社によっては拍手の回数が違うところなどもあります。
もしやり方を説明している看板があればそれにならいましょう。
御朱印のいただき方
御朱印は参拝した証しなので、参拝した後にいただくようにしましょう。
御朱印については、風水|1200年信仰が続いている和歌山県の高野山金剛峯寺で説明しているので参考にしてください。
御朱印を授与していない神社も多くあるので、行きたい神社のホームページを事前に確認してみましょう。
ホトカミという参拝記録共有サイト(アプリ)があります。
ご利益やアクセスなどチェックしたり、参拝した人のコメントや写真を見たり、登録して自分の参拝した場所をシェアして楽しむことも新しい発見をするので楽しいです。
風水|五黄土星の人におすすめ!愛媛県の大山祇神社、 純木造の五重塔が素晴らしい神奈川県龍口寺の見どころもあわせてご覧ください。
「一年の計は元旦にあり」というように物事は初めが大事です。
しっかりした計画を立てて自分のライフスタイル、目標へ目指し毎日感謝をして丁寧に生活していきたいですね。