463段の階段をのぼる!花のマリアフィレンツェのドゥオーモ

ジョットの鐘楼からのドゥオーモ

イタリアのフィレンツェにあるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂は『花の(聖母)マリア』と呼ばれています。

赤レンガ造りの巨大なドーム型丸天井クーポラ(Cupola)からは、フィレンツェの街並みが一望できます。

463段の階段をのぼるとクーポラへ行くことができ、恋人とのぼり愛を誓うと永遠になるとカップルに人気のスポットです。

今回は日本映画『冷静と情熱のあいだ』でも登場する、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドゥオーモついてご紹介します。

140年以上をかけて建設された大聖堂

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
出典:Wikipedia

1294年に彫刻家であったアルノルフォ・ディ・カンビオに設計を依頼し、1296年から140年以上をかけて建設されました。外装は白大理石を基調とし、緑、ピンクの大理石によって装飾され、イタリア的なゴシック様式に仕上がっています。

中略

1864年にコンクールが行われ、エミリオ・デ・ファブリスによる新しいファサードが建設されました。140年以上をかけて、多くの芸術家により、論争を超えて建設された大聖堂です。

引用:サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Wikipedia)より

サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会入場料

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
出典:Wikipedia

無料

<クーポラ(大聖堂ドーム部分の展望台)>

・大人一般 20€(ユーロ)
・子供(6~11歳) 3€(ユーロ)
・5歳以下 無料

※オンライン予約の場合、予約手数料+2€かかります。

チケットの有効期限は、購入日または指定日から30日間、最初の施設に入場してから72時間です。

【ドゥオモの服装・入場マナー

・肩出し
・短パン
・スカートファッション
・電話使用
・喫煙
・飲食
・ペット

は禁止されているので、マナーを守りましょう。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)

zip : 1 – 50122 – Firenze – Italy
tel : +39 055 2302885
https://duomo.firenze.it/it/home

フィレンツェにはたくさんの美術館があります。

観る絵画の時間を自分で調べてチケットを事前予約することがおすすめです。

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463段の階段をのぼりクーポラへ

クーポラ

ドゥオーモのクーポラ(大聖堂の丸天井部分)は展望フロアになっています。

チケットを購入して入場して、92m463段の階段を上るとフィレンツェ市内の絶景を堪能できます。

更に展望階に上る途中で、クーポラの2重回廊部分の通路を歩きます。

ヴァザーリらによる『最後の審判』を間近に見ながら登ることができるので貴重な経験になります。

463段の階段はきついかもしれませんが、登りきって展望階へ出ると疲れも吹き飛びまたこの景色を見たいと思うほど魅力的です。

壮大なスケールでなる鐘の音に圧巻

ジョットの鐘楼

ジョットの鐘楼は、クーポラビューの絶景を楽しむことができます。

82m414段の階段を上ります。

屋上の見晴らし台からは、大きくて迫力あるクーポラを間近に見ることができるスポットです。

高さあってこそ見ることができるので、登ってよかったと実感できます。

基本的にミサの時に鐘が鳴りますが、日曜日のミサがメインになるので、平日の朝や夕方のミサより日曜の12時のミサのほうが大きく長くなります。

宗教の祝日の日はミサが重要なので豪快に鐘がなり響き、クリスマスや復活祭の時は1日に何度も大きく響き渡ります。

映画『冷静と情熱のあいだ』の舞台

冷静と情熱のあいだの本とDVD

フィレンツェのドゥオモで有名なのは、日本映画『冷静と情熱のあいだ』です。

1999年に出版された辻仁成と江國香織による10年の歳月を書いた恋愛小説が原作になっています。

同じ時系列に起こる出来事を江國香織があおいの目線で書いた『Rosso(ロッソ)』、辻仁成が阿形順正(あがたじゅんせい)の目線で書いた『Blu(ブリュ)』と別々の単行本としてセット発売され、当時50万部を超えるベストセラーになりました。

学生時代にあおいが言った

「わたしの30歳の誕生日に、フィレンツェのドゥオーモのクーポラで会ってね。約束してね。」


という言葉がいつも心に残っていた純正と別れたあおいの10年の間の生活、すれ違い、10年後の約束の物語。

男性が女性に感じる気持ちと、女性が男性に感じる気持ちの二つの視点から書かれた本からは、お互いがどのくらい相手のことを思い出して苦しんでいるか、耐えているかが読み取れます。

それぞれの小説にシンクロするシーンがあると、さらに次のページへすすんで読みたくなる小説です。

2001年に日本映画『冷静と情熱のあいだ』になり、第20回ゴールデングロス賞の優秀銀賞を獲得しました。

映画では新たに脚本が起こされているので、時間の流れや各シーンは原作の小説とは異なるところがありますが、別々の視点から書いた本が一緒になった映画はまた違う魅力があります。

映画ではフィレンツェやミラノの町や生活がたっぷり堪能できます。

絵画の修復士を志していた阿形順正(あがたじゅんせい)から、修復や油彩画について絵画についても知ることができる映画です。

クーポラの展望台でこの鐘の音を聞くと、一生忘れられない思い出になります。

クーポラの展望台は夕方の景色がおすすめ。

永遠の愛を誓うクーポラの言い伝えはとてもロマンティックですね。

建築に興味がある人も、絵画に興味がある人もドゥオーモにのぼってフィレンツェの街を堪能してください。

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